昨日掲載したタイピング練習ゲームのプログラムの解説と改造ポイントについて記していきたいと思います。
まずはプログラムの解説から。
10~40行目までは初期設定です。
画面モードを文字の大きいものに変え、変数や乱数をリセットしています。
タイピング練習で使う単語の読み込みもここで行います。
80行目からはスタート画面。
文字の表示とキー入力の受付をしています。
150行目は、このプログラムのメインとなる部分です。
まず乱数を発生させて、その数字に紐付いた単語を画面に表示させます。
キー入力を受け付けて、入力された1文字ずつを表示された単語と合っているかを判断し、得点の計算をしています。
1分たつと得点を表示してプログラムを終了させるようになっています。
270行目以降はタイピング練習で使う単語の保管場所です。
各行に6つの単語が記されていて、これを「配列」という番号付きの変数に入れています。
非常にざっくりですが、以上がこのプログラムの解説となります。
次に改造ポイントについて。
まず何と言っても画面のレイアウトが荒削りなので、LCコマンドを使って何とかしてみましょう。
VIDEO3という文字の大きな画面モードを使っているので、1画面の表示は横16文字、縦12行です。
次に、タイピング練習で使う単語を入れ替えることができます。
270行目以降の””で囲われた部分です。
この部分を変えてあげると、タイピング練習で出てくる単語に反映されます。
ただし、下記のようにいくつか制限がありますので注意してください。
・「”」の字は使用できません(コンピュータが単語の終わりを認識できなくなります)
・単語の文字数は16文字までです(画面に表示しきれなくなり、得点計算にも影響があります)
・文字数の多い単語を多用しない(メモリ不足になる可能性があります)
上記ルールの範囲内であれば、タイピング練習の語句を変更できますので、色々と試してみてください。
上手に使えば英単語を覚える練習にもなるかと思います。