タミヤロボットスクール本部の方のつながりで、今話題の「SDGs」の研修をしてくれるということで、興味津々で参加してきました。
一部企業では、CMでもアピールし始めたり、関連書籍が多数発売されてきています。
「SDGs=Sustainable Development Goals」の略で、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となります。2016年に国連で策定され、2030年までの具体的な目標を定めています。これ以上の詳細は、関連HPも多数あるので譲ります。
SDGsの名前は聞いたことありましたが、具体的には知らなかったので、事前に少し勉強して研修に参加しました。
最初にSDGsのファシリテーターの方からSDGsの基本的な説明があり、具体的に体感するためのカードゲームを参加者全員で実施しました。
最初に1枚のゴールが全員に配られ、基本はこのゴールに向かってプレイすることになります。
私は「1200以上の金を稼ぐ」ことが目的でした。
同じテーブルでは、「時間」を集めるのが目的だったり、黄色い意思カード(社会をよくする)を集めたりするのが目的の方もいました。
あとは、プロジェクトカードとお金、時間がそれぞれに配られました。
このゲームでは、2030年にこの地球がどうなっているかをシミュレートしています。
202x年の前半を14分。2030年までの後半を9分でゲームが開始しました。
前半は、経済が大幅にアップして金余り状態かつ、社会と環境が最悪な世界で終了しました。。。
(前半はゲームに夢中になり過ぎてまったく写真を撮れませんでした)
後半は、お金がたくさんあったので、社会と環境をよくすることに注力。
全員手馴れてきたので各所で色々な交渉が始まり後半も終了しました。
↑は私が実行したプロジェクトカード
自分は、お金を稼ぐのが目的だったので、おそらく一番プロジェクトを実行できたのではないかと思います。
※プロジェクトを実行するのが目的ではありませんし、勝ち負けでもありません。念のため。
↑最終的な2030年の世界
最初の画像がないので分かり辛いと思いますが、最初は経済、環境、社会の全部が5個づつだったかな?
結果として、経済はさらに発展して、地球温暖化が止まり、より平等な社会になったようです。
ゲームの詳細を省いているので、分かり辛いかもしれませんが、かなり良くできたゲームでした。
例えば「高速道路を作る」プロジェクトがあったとします。
これを実行するには「経済が5以上、お金600、時間5」を使う必要があります。この意味を翻訳すると以下のとおりです。
・経済が5以上:ある程度、経済発展していないと高速道路は作れない
・お金 -600:高速道路を作るには、お金が必要
・時間 -3:高速道路を作るには、時間も必要
そして、高速道路を作った結果として以下の報酬がもらえます。
・経済 +1:物流などがスムーズに移動でき経済発展
・環境 -1:高速道路建設で、山や森林の伐採し環境破壊
・時間 +5:移動時間が短縮されて時間にゆとり
こんな感じで、現実世界でもありえそうな、相互関係がプロジェクトカードであらわされており、このさじ加減が絶妙でした。
SDGsは2030年に向けての目標なので、2020年は残り10年の節目でもあり、2020年はかなり盛り上がりそうな気配があります。
あと個人的にですが、SDGsファシリテーター目指してみようと思いました。