年に2回の熱い戦いの日がやって来ました。
栃木県メカニックグランプリ2024年春大会のレポートです。
朝から開場を待つ皆さんで大行列ができております。朝早くからご参加いただきましていつもありがとうございます。
会場では受け付け後、各クラスごとにチームハチマキを受け取ります。その後、おでこのところへ今日の目標を大きく書き込んでもらうのが恒例となりました。
色んな目標があります!「勝つぞ!」「優勝したい」や「1点取る!」「チームワークで頑張る」などなど各個人のクリアしたいことを言葉に書いてもらいます。目標目指してがんばろうね。
その後開会式!先生の身長を超える大きな生徒も増えてきました。
いつものようにルール説明。細かい競技ルールは授業時に確認済みですので、今回新たに設けた栃木ルールを改めて説明いたしました。
1.中央付近での押さえつけの回避ルール⇒中央付近で相手のマシンを押さえつけてしまうと、押さえつけられてしまうと身動きが取れなくなってしまいます。せっかく作ったロボットが動かせずに終わるのでは競技の趣旨、ロボットを作る趣旨と大きくずれてしまいます。ただ、押さえつけも立派な作戦ですので禁止にはしていません。押さえつけられてヤバいと思ったら審判にヘルプを出せるルールを作りました。
2.イエローカードルール⇒試合になると熱くなってしまいついつい強い言葉を発してしまうものです。その言葉が相手を気づ付けたり、周りを不快にさせてしまっては栃木県大会会場の雰囲気を損ねてしまいます。言われた方はもちろん気にするし、言ってる方ももしかして気が付かずに行ってしまってるかもしれません。そこでイエローカードという形で気付きを渡そうという試みです。もらっちゃったらあっ!って気が付いて次から気にしてもらう。それでいいと思っています。
3.ロボット観察カードルール⇒待ち時間を有効に使ってもらいたくて、参加してるロボットで自分のお気に入りやカッコイイな真似したいなと思ったロボットをカードに書いてもらいました。あとからみんな書いたよーと見せに来てくれて嬉しかったです。
というように、子どもたちファースト、勝つために全力で取り組むけど、みんなで盛り上がる環境、安心安全に失敗出来て気付きを得られる、前向きな声がけにあふれた大会運営にいつも保護者の方にはご協力いただき感謝しております。
マシンの調整タイムが終わったら 赤リーぐ、青リーグ、黄リーグ、緑リーグの4リーグに分かれて予選がスタートです。
とにかくたくさん試合をしてほしいというスタッフの願いもあり、たくさん試合できるリーグ方式を採用しています。
普段同じクラスの生徒同士で試合をしたり練習していますが、今日は年に2回の栃木県の生徒全員が集まるビッグデー!
色んなロボットと直に対戦して、自分の見つめなおし、相手のいいところを発見、次への改善意識、今度は○○するぞのモチベーションアップ!にしてもらいたいです。
いつも強いチームもあれば、急成長のチームもあり、練習のチカラを発揮できて喜ぶチーム、負けてしまい悔しがるチーム
色んな表情が溢れます。
学年や経験年数の壁を極力排除しているので、ちびっ子と中学生とのバトルなどもあります。
ここでおもしろいのは、かならずしも大きい子が勝つとは言えないこと。これは本当にまいかい白熱した戦いが繰り広げられるので、誰にでも勝つチャンスがあるということです。
普段の授業時の積み重ねがキレイに結果にでます。ですので、みんな授業時から勝つために!1点取るために!必死に準備しています。
審判の先生たちも必死です。1点の重要性を痛いほど理解しています。この日にかけてきている生徒の思いを全部受け止めてのぞんでいます。
普段の授業をしているインターパーク教室でなく、宇都宮(鶴田)教室に移動しての戦いですので、若干のディスアドバンテージがあるかもしれません。
でも子供の順応性は大人には理解できない!
大会には、入会後6か月で参加できるノーマルロボット部門、と改造ロボット部門があります。改造ロボットは1年目の子から5年目の子まで混ざっています。
今回は1年目で改造部門初参加の子が台風の目になり、あれよあれよと勝ちあがって行きます。
同じクラスの別リームの子もその勢いにつられ、「自分達にもできるはず!」といういい連帯意識が芽生え、トルネード相乗効果が生まれます。
また、栃木県の生徒には、全国大会優勝、準優勝、3位、予選突破常連、過去の栃木県大会の優勝、準優勝、3位などを経験している現役生徒がたくさんいます。
栃木県大会を勝ち抜くのが本当に難しいとみんな言うくらいレベルが高いです。そんな先輩たちに追い付け追い越せと毎回切磋琢磨して、どんどん大会のレベルがあがっていきます。
また今回は、エキシビジョンマッチとして、過去の優勝上位者にノーマルマシンを使って、現役ノーマルマシンの生徒と試合をしてもらいました。
ノーマルマシンは何年ぶりに触るので扱いは慣れるまで時間がかかりますが、作戦の立て方、チームワーク、あきらめない心などは現役ノーマラーにも響いたのではないかと思います。願います。
クラスごとに同じ鉢巻をして仲良くリラックス!こんな場面がたくさん生まれてくれて嬉しいです。
同じクラスの生徒たちでマシンの確認や相手チームとどう戦うかの作戦を考えあう時間も大好きです。
2人1組+いつもの授業仲間の絆がどんどんと強くなっていきます。
全試合終われば今度は閉会式です。
整列がどんどん前に近づいてくるのが面白い!毎回のお約束になっています。
各リーグで優勝・準優勝・3位と表彰状とメダルの授与です。
もらえたら嬉しい!もらえないと悔しい!けど、仲間の健闘は素直にお祝いできる。
きっと次はみんなの番だよ!
インターパーク教室で見事銅メダルゲット!チームワークと試合度胸が目立ってたね。おめでとう。
最後は記念撮影!
参加賞の賞状と大会記念シールの贈呈です。
シールは毎回、タミヤのBOXに貼ってくれる子もいて、歴史が積み重なっている感がスゴイ出てます。
次回は9月に大会があります。
今回の経験を活かして、さらにレベルアップ目指してがんばっていきましょう!