プログラミングコース応用クラスは電子工作をプログラミングで制御しようという授業です。
この授業で、世の中のあらゆるものの動きの仕組みが分かってきます。
たとえば、、自動ドアの動きなども、あれがこうしてこうなって動いてるんだな!などです。
この仕組みを知っているのと知らないのでは、大きな違いがあると思います。
今日の授業は、赤外線リモコンロボットを作って動かそう!というものです。
今日の授業は2人1組になって、「送信者」と「受信者」に分かれて協力して進めていきます。
始めはいつものように、電子回路づくりです。いつもは先生がチェックしているところを、今日はお互いにチェックしてもらう方式にしてみました。
さっそく「あっ、ここが違う!」などと言って友達の回路を修正してくれる一幕もあり、成長をヒシと感じた瞬間でした。
回路チェックが終わったら、送信と受信に分かれてプログラムを打ち込んでいきます。
打ったら見直して、動作確認。いつもは一人で行っているこの作業も、今日は2人で行わないと果たして正しいのか正しくないのか分かりません。
送信の子が「送るよー」って言って、受信の子はモニターをよーく観察して、受信の合図を見逃さないようにします。「あっ、届いた!届いた!」歓喜の声が上がります。
なかには「あれ?来ない」というグループもありました。でもすぐに「あれ、なんでだ?」と上手く行かない原因を見つけ出そうとしています。
えらい!それそれ!その姿勢こそが大切。
プログラムを見直したり、線を差しなおしたり、考えられるすべてのエラーの原因を見つけていきます。
うまく直った時の達成感はそれはもう最高―ですね。
教室のスローガンでもある「失敗なんてヘッチャラだ」ではありませんが、失敗を恐れて手を出さなかったり、遠慮したりするよりも、とにかくやってみて、結果うまくいかなくてもそれは「経験」として、とても大切なものを手に入れることができます。
この日は本当に2人の協力具合が素晴らしく、感動してしまいました。
プログラムを打って、動作確認してうまくいったら、今度は自分達だけのオリジナルの動きを考えて、プログラムしてもらいます。
テキストどうりに打ってできて、すごいね!で終わらせないのがタミヤ流です。自分だけのアイデアで持っている知識のすべてを使って、見る人が思わず笑みになるような改造・調整を行ってもらいます。
今日は、各チームで完成したものを発表してもらうようにしました。
二人でどうしようと色々話し合って進めます。
先生も全員の生徒のところを回って進捗を確認したり、アイデアをもっと伸ばせるような会話をしていきます。アイデアを頭の中にとどめておくより言葉にしてアウトプットして誰かに伝えると、そこでまた「あっ、こっちのがいいかも」みたいな気付きが生まれますね。
先生も生徒の意見は決して否定せず、共感して受け止めます。
子どもたちが、安心安全に自分のアイデアを出せる教室空間づくりを行っております。
いよいよ発表タイムです。自信があるロボットを作れた子は、プレゼンの声も元気です!
動かしてみると、「おー」っていう歓声や「ははは」みたいな笑い声に溢れました。
大成功!パチパチパチパチ
次のグループは、ロボットに複雑な動きを組み込んでいます。決してテキストに載っていないようなことも、アイデアと経験でカタチにすることができました。もちろん2人の協力あってこそです。
3組目も説明がしっかりできました。恥ずかしいこともありますが、生徒みんながロボット大好きな雰囲気ですので、決して笑ったり否定したりする空気にならないところがいいなと思っています。
どのチームも良くできました。
授業の最後は「ワークシート」の記入タイムです。
今日やったこと・できたことは何だろう?
反省点・気が付いたことの欄もあります。ここは今日失敗してしまったことを書いてもらい、どうすればいいかまで書ければすごいです。
さらに、裏面があり、今日やったことをもっと面白くするアイデアは何かな?とか、こんな風に活用できるないか?みたいな記入欄まであります。
みんなアイデアが湧き出してきて、大人では考えつかないように素敵な発表が続きます。
この時間は本当にいい!
出来れば全部カタチにして世の中をあっと言わせてほしいと願っております。