2019.06.12 Wed
CoDoMo塾 東砂教室

ロボットプログラミングコース Unit1 逐次処理

4月入会者のカムロボの作成が終わったので、プログラミングの授業として最初のUnit1が6月から開始です。

Unit1は「逐次処理(ちくじしょり)」です。
逐次処理の意味は「順次処理、シリアル処理とも呼ぶ。データが保存された順番で処理を実行すること」だそうです。

簡単に言うと「順番に実行する」のことです。

逐次処理はプログラミングの基本中の基本であり、どのプログラミング言語でも使える普遍的な考え方です。
また「論理的思考」も逐次処理の考え方となります。

これさえ分かれば、プログラミングの基本部分の5割以上理解したも同然です!!それくらい非常に重要な考え方ですが、非常にシンプルな考え方でもあります。

BASICで言うと以下の2つのルールです。
①行番号の小さい順
②行の左から右

行番号のない言語だと以下のルールです。
①上から下
②行の左から右

このルールだけ頭に入れれば、どんなプログラムでも読めます。「条件分岐」、「繰り返し」、「関数」などこれって逐次処理?と思われるようなものもありますが、これらも逐次処理があったうえでの考え方となります。
また、並列処理は?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、並列処理も分解すれば逐次処理を同時に複数実行しているだけなので、ベースとしては逐次処理の考え方が使えます。

問題の難易度も低いため、ここで躓くことはないかもしれません。

しかしながら、この考え方が非常に重要であることを認識してもらうのが意外と大変だったりします。そのため、あまり意識して理解しない子は、今後、難しくなる箇所で躓きやすくなります。

<逐次処理の例>

10 前へ1秒進んで止まる
20 右に2秒回転して止まる
30 前へ1秒進んで止まる


10 右に2秒回転して止まる
20 前へ1秒進んで止まる
30 前へ1秒進んで止まる

3行の同じコマンドを実行した場合でも、順番が変われば結果も変わる例です。ある意味当然ではあるのですが、これがプログラミングの基本的な考え方となります。