2019.06.26 Wed
CoDoMo塾 東砂教室

ロボットプログラミングコース Unit6 繰り返し

プログラミングの重要な要素の1つである「繰り返し」です。

何度も同じ処理をする場合に、使います。繰り返し処理自体は「逐次処理」だけでも表現できないことはないです。

ただし、数万回同じ処理する場合、逐次処理でやろうとすると実行する回数分の記載が必要になり、実際何回やったっけ?など混乱の基になったり、無駄な表記が増える原因となります。

また、無限に繰り返したい場合は、逐次処理では表現できません。

そこで、登場するのが「繰り返し」です。

 

例として、カムロボで同じ場所を2周するプログラムを書いてみます。

1.逐次処理のみで表現した場合

10 前に2秒進む
20 右に2秒回る
30 前に2秒進む
40 右に2秒回る
50 前に2秒進む
60 右に2秒回る
70 前に2秒進む
80 右に2秒回る
90 前に2秒進む
100 右に2秒回る
110 前に2秒進む
120 右に2秒回る
130 前に2秒進む
140 右に2秒回る
150 前に2秒進む
160 右に2秒回る
170 止まる

2.繰り返しを使った場合

10 Iに0を代入する
20 前に2秒進む
30 右に2秒回る
40 Iをインクリメントする
50 Iが8回未満の場合行番号20へ移動する
60 止まる

 

上記のように、かなり表現がシンプルになったと思います。念のためですが「1.と2.のプログラムは、全く同じ動きをします。」
2.の方は、変数、インクリメント、条件分岐の複合要素を使たプログラムらしいプログラムになってますね。

このように、同じ処理を何度も実行する場合は、繰り返しを使うとシンプルに表現することが可能になります。

※最後にGOTO文は正確に言えば「繰り返し」ではありません。結果的に繰り返し動作しているだけです。
ただし、テキストで繰り返しとして紹介しているので、生徒の混乱を防ぐため、ここでは「繰り返し」として記載しています。