2023.12.21 Thu
富士宮教室

ロボットスクールからのスピンオフ事例1

すでに何度か書いていますが、当教室は月2回の土曜日のみロボット教室を開くという「隠れキャラ」的な運営をしています。
中の人は、平日は工場で働いています。
これまでは、あまり「本業」を言い訳にしたくなかったので、本業の話を積極的に出しませんでしたが、今回はちょっとだけ話をしようと思います。

本業の取引先が、改善案コンテスト(のようなもの)を30年にわたって開催しているのですが、実は私の提案が昨年は地域代表選出、今年が全国コンテストで優秀賞をいただくという栄誉に与りました。どちらも教室で工作やプログラミングを教えるために導入したモノや知識が役に立ったので、こちらでも話をしようと思った次第です。
とても長くなりますので、何回かに分けて記してみようと思います。

・まずは前年度のお話
昨年度の提案は「点検パネルの取っ手の形状を工夫して設備の破損を防止する」というもので、内容自体はシンプルで技術的にもたいしたことはないのですが、「安価な改良で、新型設備の稼働率と安全性を高めた」ところが評価されたようです。
この改善では、前述の目的のために点検扉を開閉する取っ手の位置や形状と大きさを変えました。
この把手を作成するにあたり、ロボットスクールを開く際に導入した機器や知識が活躍してくれました。
つねづね教室で伝えてきた「ないものも自分で工夫してなんとかしよう、それが生きる力になる」を図らずも自分で実践した形になりました。

企業秘密に抵触するため写真等が掲載できず地味な話しですが、私自身も子供の頃から要らないモノや壊れたモノを分解したり直したりするのが大好きでしたので、当教室を初めとするタミヤロボットスクールの生徒の皆さんも、教室を通じて手を動かして身につけたことは必ず役に立つ日が訪れると思っています。

(つづく)