2019.05.16 Thu
富士宮教室

講師研修に行ってきました

こんばんは。富士宮教室です。
だいぶ暖かくなり、沖縄では梅雨入り、静岡では早くも蚊がぶんぶん飛び始めました。
日頃は工場の仕事をしているので教室は土曜日にしか開けておらず、珍しいタイミングでブログを書いています。
というのも、タミヤロボットスクールのプログラミング研修があり、東京に行っていました。
全国のあちらこちらの教室で講師を務めている仲間が一堂に会して、カリキュラムの内容の理解やお互いの情報交換をして、知識と技能を高め、そして友情を深めてきました。
この中で「2年目」のカリキュラムについて説明を受けましたので、どんなことを学んでいくのかを少し説明していきたく思います。

まずは、プログラミングコース。
1年目ではカムロボの組み立てとプログラミングの基礎を学んでいますが、2年目では電子工作の要素が色濃くなっていきます。
各種センサやLED、スイッチ類といった電子パーツとカムロボに搭載されているマイコンIchigoJamを使って、前半は課題をこなす工作やプログラミング、中盤は無線でカムロボを動かしたりライントレースをさせたりします。
そして終盤は自由製作で知恵を絞ることで、より「エンジニアリング」に近づく内容となります。
「電子工作」と聞くと半田ごてを使ったものを想像する方もいらっしゃるかと思いますが、「ブレッドボード」という電子パーツの脱着が簡単にできる基板を使いますので、火災や火傷の心配はありません。
またマイコンIchigoJamの信号線の電圧は3.3V、ロボットの動作などに使う電圧も最大6Vと、感電の危険性がきわめて低い状態で電子工作を行います。
1年目と比べて社会の中で実際に活躍するロボットにより近い内容を学んでいきます。

そして、メカニックコース。

1年目はロボット工作の基本ということで、ドライバーやニッパーといった工具の使い方から始まり、大型ロボットを組み立てて、これを自ら操作して競技を行いながら改良を加えていくという学習をしています。
2年目以降も「変形クローラー」など新しいロボットの製作もありますが、より「メカニズム」に焦点があたる内容になっていきます。
AIやIOTなど、機械の自動化が進んでいる昨今ですが、コンピューターだけではロボットは動かせません。
駆動系や伝達系といった機構があってはじめてロボットの頭脳が活かせるようになります。
2年目のカリキュラムは、大阪大学大学院教授の大須賀公一博士の監修を受けたテキストになります。
今回はプログラミング研修ということで、テキストの内容をじっくり見る時間がありませんでしたが、2年目のカリキュラムを終えても手元に保存して、将来も折に触れページを繰ってみたくなる内容だというのが第一印象でした。

そんなわけで、私たちも大いに刺激を受けて研修を終えました。
一夜明けての帰り道、東京駅ちかくの八重洲ブックセンターに立ち寄り、さっそく私自身の知識も高めるべく書籍をいくつか買い求めました。

まず、何はなくとも大須賀博士の著書を。


そして、電子工作。
多少の心得はあるつもりですが、あらためて初心に返るべく・・・


これは過日購入したセンサー類。私の自由研究用です。

というわけで今まで以上に力を注いで参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。