【土曜午前のプログラミングコース2年目 応用クラス】の授業です。
今回は、前回に引き続き「CdSパーツ(明るさを測るセンサー)」を使った内容になります。
まずは、電子回路を作っていきましょう!みんな段々と手際が良くなってきています。すごい成長ですね。
各自でき上ったら電子回路がテキスト通りに組めているか、先生がしっかり確認☆
みんな間違えずに素早く組めましたね。すごい。どこから電気が出て、どういうルートで通って、どこがどうなって…この辺が分かってくるとたまらなく面白く感じられます。
「明るさの値を画面に出すプログラム」を入力したら、「白色」と「黒色」の明るさの値を測ってみましょう。
回路のコードが抜けたりしないように、注意しながら測定します◉
みんなスーパーのセルフレジでバーコードをピッと読み込んだことがあるよ!ということで、普段当たり前のようにピッ♪っとしてることが、実はどういう仕組みで何がどうなっているかを、まさに今体感しようとしています。
これが分かれば、作ることができるし、さらにもっと便利なものを発明する土台の考えにもなるのです。
白色と黒色の値が測定できたら、しきい値を出します。
この「しきい値」が今後超重要ワードになってきます。すべてこの「しきい値」に支配されているといっても過言ではないくらいにすごいのです。
このすごさは、やってみないとなかなかなるほどそういうことね!とはなりません。
黒色の値が約700、白色の値が約900の場合、「しきい値は2点の間の約800ほど」となります。(教室や部屋の明るさにより異なります)
このしきい値を使い、いくつかの演習をおこないます。
例えば、明るさの値が「しきい値(790)より小さい場合はLEDを光らせる」/「違う場合はLEDを消す」というプログラムを入力します。
(しきい値より小さい→黒色(720)に向けたとき/違う場合(しきい値より大きい)→白色(860)に向けているときです)
実際にCdSに黒色と白色のシートを向けてみます。
「黒色のシートをCdSに向けている」ので→「LEDが光った」と理解できましたね◎
先生が説明しているときは、しっかり話を聞き、演習の時は自分の手を動かして理解を進めていきます。
この調子で内容が難しくなっても、頑張って進めていこうね♪
…授業の最後には、みんなお待ちかねのゲームです☆☆☆
今回は【ひも通しゲーム】
今回使った「しきい値」を応用したゲーム内容ですね。
CdSに黒色を向けると上に糸が進み、白色を向けると下に糸が進みます。
8行目の空白にしきい値を入れ、プログラムを完成させていきます。
両手の指をキーボードに乗せて、正しい姿勢で文字うちができていますね。
今回もテキストに書いてあるようにゲームのプログラムが長いので、間違えないように素早く、確認しながら入力していきます!
プログラムが入力できたら、早速ゲームをしてみよう〜
CdSに黒色と白色のシートを上手く調整しながら向けると、画面のように「ジグザグ」に糸が動きますね。
「黒だと上、白だと下に移動する」と頭で理解してても意外と難しいこのゲーム。
少し動作が遅れるとこのように壁にぶつかってしまいます。ゲームオーバーです…悔しい!
ゲームと言えば「コントローラー」って思うところ、このなんだかよく分からない装置を黒に向けたり白に向けたりして、キャラクターを思いのままに動かしていくのです。
既成概念から解放されないと到底思いつかないのが楽しいところですね。あるもので何とか工夫してやりくりする!この考え方はとても大切なものです。
これを使ってなにかつくりなさい!という問題が出たときに、誰も思いつかないアイデアが出せるかどうか?やはり、こういう経験をいかにたくさん積み重ねたか、そしてその経験(失敗も成功も)が脳の引き出しにきちんとしまわれて、使いたいときにさっと取り出せる状態にする準備期間として、この年代での経験は大切です。
引き出しに入っていないものは取り出せないですからね。
一通りゲームを楽しんだ後は、プログラムを改造し、糸が進む速さを遅くしたり、壁を少なくしたりしてゲームがやりやすいように調整したりしました。
ゲームの難易度を変えるために何をどうしたらよいか?この考えもいいですね。
現状難しい⇒何でか?⇒スピードが速くて操縦が難しい⇒だったらどうするか?⇒スピードを遅くしたい。
でも難しい⇒何でか?⇒壁の穴が小さくてなかなか通れない⇒じゃぁどうしよう⇒穴を広げる。
みたく、原因から解決策を考え、さらに行動して実行できる。この考え方、行動力を一個づつ、小さなことからコツコツ積み重ねてきた生徒たちだからできることなのですね。
今回も楽しみながらプログラミングを学ぶことができました◎
CdSを使用した電子回路・プログラムは今回まで。
次回は「ごきげんメーター」という内容に入ります。
なんでしょう?ごきげんメーターって。