前回までの授業では、大型ロボットを動かすベースになる「タイヤを取り付けた車体部分」まで完成させました。
リモコンと車体がつながり、前後左右に動かす操作ができるようになりました。
栃木県大会前にも大型ロボの操縦練習はおこないました。
とにかくロボットを操縦することに慣れることが重要なため、今日も操縦ゲームをみんなにやってもらいました♪
ゴールを目指して障害物を避けながら、大型ロボを操作してもらいます。
前、後ろはリモコンのレバーを前後すればいいだけと思いきや、右を前、左も前と2つのレバーを操る必要があり、そのバランスなどちょっとしたコツがいるのです。その微妙なバランスは習うより慣れろ!で習得するのが1番。一度習得すればそれは消えることのない技術力となって生徒たちに蓄積されていきます。右回転左回転も同様。どうしたらどうなる?たくさん動かして「あっなるほど、分かった!」を見つけていこう!
この操作と一緒に脳もフル回転してるはず!目⇒脳⇒指⇒脳⇒目と心も体も鍛えられますね。
リモコンで順調に操作し、障害物をクネクネ〜と避けていきます。
思ったよりも難しい操作になります。
ちょっとぶつかったり、絡み合ったりすることがゲームの狙いです!
ここで気を付けたいのが、大型ロボとリモコンはコードで繋がっているので、他のロボットや障害物とぶつかったり、絡まないように注意して進んでいかないといけないこと!周りを見る目が大切なことを体感します。
周りが見えてきたら次に大切なのが、相手がどう動いてくるか予測して自分の進路を決めたり、声がけして協力すること。
最初手こずった操縦も、だんだんとコツをつかみ始め、ゴールまで無事にたどり着きました。
最後は自分たちでゴールを変え、難しいコースにしていました。自分たちで考え変えていくこともスクールではとても大切なことととらえています。自分たちのアイデアをカタチにする!この基本理念ができるようになってきました。
先生の顔色を見て動くのではなく、こうするともっといいのでは?こうした方がたのしくなりそう!という気付きを得て行動できるようになってほしいので、スクスクと成長しているのがわかりました。嬉しい^^
みんな操作に慣れるのが早い!!
この調子で今後も大型ロボットの基本操作に慣れるように、色々練習して、次の全国大会を目指していきましょう!
ゲームが終わったら、本日のメインであるアーム作りを進めていきます。
今回作る「アーム」は、キャップを「つかむ・はなす」動作を行う重要な部分になります。
まずは、使うパーツを切り出す(必要な長さに切る)必要があります。
いきなりパーツを切るのではなく、切り出す位置にペンで印を付けていきます。穴を1つづつ丁寧に数え、きっちりと線を引きます。
こうする事で、間違えずに正確に使うパーツを準備(下処理)することができます。
とにかく準備・段取りが大切!そこを端折る(はしょる)癖がつかないように、先生チェックの確認を繰り返して進めます。
印を付け終え、準備ができたら実際にニッパーで切り出します。
切ったパーツはそれぞれ、A,B,C・・・と名前をふっておきます。これも準備で大切なこと!
そうしたら、パーツ同士をネジで組み上げていきます!
おーっと!ネジをつかむのにニッパーを使っています。ニッパーは切るもので、使いようによっては掴むこともできますが、歯がかけてしまったり、安定性に欠けるため、違う道具を使ってしめていきましょう。
こういったトライは大歓迎!身の回りのもので何か使えないかな?と考え行動できました。トライ&エラーは授業の中でとても必要なことです。
ナットを止めるために、銀色の道具を使って正しく締めることができました。これは新しく使う道具ですね。知識を得て、実行して、経験値をためて、すべて次につながる行動になりました。
切り出したパーツは、ビスとナットを使って組み立てていきます。
道具を器用に使って留めていきます。クラススタートから半年経ってみんな道具の使い方も正しく出来るようになっています。
成長を感じるいい時間です。
アームの根本部分が完成しました☆☆美しく組みあがっていますね。
続いて「つかむ」動作をする左右のアーム部分も組み立てていきます。
ここは、プッシュリベットというピンを使い、パーツを固定します。ねじより簡単で、関節を動かすための専用パーツとなります。
オレンジと黄色の2種類があるので、使い方、目的を間違えないように気をつけます。
黄色のリベットは、ゆるく固定されるので、アームのように可動するパーツに使うのに最適なのです。(オレンジのリベットだとピッタリ固定されてしまい、可動させるのが難しくなります)
こういう所も、色々失敗を繰り返していきながら自ずと選択できるようになっていきます。
順調に組み立て終わり、左右のアームも完成しました☆☆
今日の授業では、準備・段取り・下処理の大切さ、道具の正しい選択・使い方、周りを見る目、協力など経験しました。
次の授業では、今回組み立てたアームを車体部分に取り付けて、完成を目指していきましょう!