メカニックコース2年目がスタートした水曜メカニッククラス。前回に引き続きしゃくとり虫ロボットの制作です。
みんなやる気満々!ちょっと早めに教室に来たと思ったら、さっそく準備を始めて制作に取り掛かっています。なんという自主性なんでしょう。楽しかったり得意だったりすることは、自ずと学ぼうという意欲が高まるのですね。1年以上その状態をキープし続けられるみんなすごいよ。
徐々に出来上がっていくしゃくとり虫ろぼっと。
今回の目玉パーツは「ワンウェイクラッチ」です。何なんでしょうワンウェイクラッチって?
その謎を解く旅が今日スタートしました。
身体部分をつくっていきます。たくさんのパーツをつないでいくのですが、そこにはちょっとした工夫が必要になっています。
モーター部分も丁寧に作っていきましょう!余った線をきれいにまとめるのもメカニッカーとしてのたしなみですね。
説明書と現物をよーーく見比べていきます。いろんなところに落とし穴が潜んでいます。
「あっ!分かった!」なにがどうなってるのか、自分の力で課題を発見し、自分の力で解決する力が養われていきます。
そうやって注意深く見ていても、「あれ?」という所が出てくるのもおもしろいです。そうしたら、「どういうこと??」って感じでもう一回調べなおし、「あ!こういうことか」という風に理解して、調整していきます。作って→確認して→調整しての繰り返しです。
制作は各自のペースで着々と進んでいきます。大切にしていることは、説明書から情報を収集し、実際の制作物と頭の中でリンクさせて工程を理解しながら進ることです。
2年目にもなると道具を正しく器用に使いこなせるようになっています。真剣な眼差しで微妙な力加減を駆使して各パーツを取り付けていきます。
まずはワンウェイクラッチを取り付けないで、しゃくとり虫ロボットを動かしてみます。
「??????」おや、なんか違うようです。その何かを子どもたち自身が見つけ出せるように、先生たちは誘導していきます。
「あっ!そういうことか」少しづつ理解し始める生徒たち。やってみて、色々試して動かして、よーく観察していると見えてくることがありました。
ここの謎解き部分はぜひ教室で体感してほしいです。
そうしたら今日のテーマでもあるワンウェイクラッチの取り付けです。
この段階ではワンウェイクラッチがなんで必要で、どういう役割を果たす部品であるかみんな分かっています。
なので、くみ上げてテスト走行させたときにうまくいかない場面でも、「逆」であるという課題発見がスムーズにできるようになっていました。そこが分からないとこのパーツを使う意味が薄くなってしまいます。
ワンウェイクラッチが組みあがったら、今日の目標「レースをしよう」のスタートです。
コースを作ってもらいましたが、そんなの何で思いつくの?というようなしゃくとり虫レースにあったら嬉しい障害を考え出してカタチにしていきました。
上下に動く性質を活用したり、後ろにもどらないところを使ってみたりすべての要素が満たされています!
作って→動かして⇒調整するが、見事体現できています。そして、動かす喜び、クラスみんなとのコミュニケーションなど、スクールの特徴が出ています。
学年も性別も関係ない!ロボットが好き!という共通項でつながった仲間です。
障害物レースの後はスピード競争です。
同じように作ってもなぜか出てくるスピードの差。
絡み合うのもまた楽しい!
ちょんちょんと走る向きをまっすぐ調整しながら、ゴール目指して進みます。がんばれ!しゃくとり虫ロボット。
しゃくとり虫ロボットはお店では買えないもので、タミヤロボットスクールオリジナルロボットになっています。
この位の年代でここまでの経験ができるのは本当にすごいこと。
全員がやり切ることができました。次回からはワンウェイクラッチをさらに活用して、さらに面白いものを作り上げます。
できたらみんなでサバゲ―しようね。