2023年夏休み!宇都宮市江曽島にあります「宇都宮市ミナミ生涯学習センター」さまにお招きいただきまして、ロボットプログラミングのワークショップイベントを行ってきました。
7月26日(水)と27日(木)の2日間、30名の生徒さんと楽しくロボットと触れ合ってきました。
今回のテーマは、
「ちょっと難しそう?いやいや実は簡単でおもしろい!
一日でできちゃうロボット操縦体験会〜ワクワク感動編〜」と銘打ってみました!どうでしょう?
朝10時前に生徒さんが続々と教室に入ってきました。最初はドキドキちょっと不安そう。いつだってみんなそうです。
さぁ、ここからもう体験会ははじまりますよ。
まずは各グループの先生とご挨拶&おしゃべりタイム。
その次はロボットとじゃんけん大会!です。なんでここでこういう取り組みをするのか?
実はこの時間がいちばん大切なんです。
一通りみんなの緊張がほぐれ、今日一緒に学ぶグループの友達とも慣れました。GOOD☆
じゃぁ、ロボット操縦体験会を始めていきましょう。
初日は小学校1年生〜3年生に集まっていただきました。
みんな眼差しがキラキラ。このときにはもうすっかり自分らしさを出せるようになっています。ドキドキからワクワクモードに切り替わっていますね。
みんなが今日操縦するのは「カムロボ」です。
使ったものは
・カムロボ(コンピューターが入ったロボット)
・キーボード
・モニター
・テキスト です。
カムロボにはコンピューターが入っていますよ。どこに入っているでしょうか?探してみましょう。
持ち上げたり、じっくり眺めたり、細部をよーーーく調べてみましょう。
コンピューターとプログラミングの関係について理解できたら、さっそくカムロボに命令して動かしてみましょう。
今日のテーマ ちょっと難しそう?いやいや実は簡単でおもしろい!の始まりです。
たくさんのケーブルも1つづつ丁寧に説明を受けて、自力で全部つなぎ終わりました。
そうしたら電源ON!ピカーンと光ってカムロボが目を覚ましました。
次はキーボードでの文字打ちの説明です。この時間も発見の連続でみんな興味津々です。
数字を打ったり、:を出してみたり、狙った文字を消したりとたった5分弱ですが、できることが増え、世界(未来)が広がる5分になっています。
そうしたらカムロボに分かる言葉でキーボードで文字を打って命令をしていきましょう!
OUT 33:WAIT 60:OUT 0
はいこの呪文みたいのをキーボーで打ちます。
できたら「エンター」ボタンを押してみましょう!
「ウイーーン」とカムロボはきちんと動いてくれました。
「キラキラ」の瞳と喜びの笑顔が溢れました。いつもこの瞬間に立ち会っていますが、毎回この時間は感動です。
そうしたら次はコードを外しても動くように「SAVE(セーブ)」に付いて学びます。このSAVEさえ覚えてしまえば、机の上の狭いスペースで動かしていたロボットをもっと広いところで自由自在に思いっきり動かせるようになるのです!
動かし方には決まりがあります。これもしっかり先生に教わります。
自分の手を離れ、命令通りに動くロボット!
何度も何度も同じ動きを忠実に繰り返し動くロボットに、愛着と親しみ、ちょっとした親心が芽生えたことでしょう。
ここまでできたらお楽しみ!ロボットカーリングゲーム大会です。
よーくルールを聞いてね。
しっかりと話を聞いてくれてありがとう。
今回は中央の赤に止まったらステージクリア!どんどんとレベルが上って難しくなるよ。
何度も何度もチャレンジと改善策を考えて調整をくりかえしてね。というのがルールです。
使うプログラムは上記のもの。とってもシンプルですよね。
このプログラムのある部分を調整しながらステージクリアを目指していきます。
赤ステージ→黄ステージ→青ステージと進んでいきます。
結構長い距離を動かしますからね。
手を話してからロボットが自立して動いている時間も長いです。ボタンを押したら進み出すロボット。動き出したら見守るしかできません。
的が近づくに連れてワクワクドキドキが高まります。
「ヤッター!」ぴったり止まった子はニッコニコです。この小さな成功体験を繰り返してほしいというのがこのワークショップの狙いでもありました。
赤ステージをみんなで考え合ったり、話し合ったり、喜びも悔しさも共有し合ったりする子どもたちの姿が見れて感無量です。
1秒間でどのくらいロボットが進むか?3秒だとどのくらいか?そうしたら、この赤い的までは何秒くらい必要かな?
みんな頭の中をフル回転させて想像を巡らせます。
ぶつからないように声掛けしたり、ずらしたり他のこの事も考えて工夫するコミュニケーションも生まれています。
一度走らせて調整が必要になったら机に戻ってきて、最初に習ったようにケーブルをカムロボに繋ぎます。
自分でできる!というのがすごいです。
繋いだら、先程のプログラムのどこをどうすればいいか?考えて調整をしていきます。
線をつなぐのも楽しい工程です。
そうそう、タミヤロボットスクールには失敗という概念はありません。ノボリには「失敗なんてへっちゃらだ!」と書かれています。
何事も、成功までの動作確認としています。トライアンドエラー大好きになって欲しいです。
鉛筆で書いているのは、1回目何秒にしたか?2回め何秒にするか?をメモとして残していきます。
このメモがあるかないかは、天と地の差があります。
時間も別表を見て数値化します。
10秒と15秒の間を考えるときにも、13なのか、12なのか、14なのか選択肢も多いです。
プログラムを調整します。
線を繋いで、電源を入れて、プログラムを呼び出して、直して、保存して、電源を切って、線を外してと、やることいっぱいです。
でも不思議。子どもたちの吸収力は恐ろしいくらいに早い。
この工程を何度も何度も、しかも笑顔で繰り返しているのです。
よーく見直しも必要です。
先生も一緒に考えたり、アドバイスしたり、すっかりコミュニケーションが取れています。
この距離感がスクールの特徴でもあります。
どんどん難しいステージに突入していきます。
達成感もとともに、成功した満足感、自信にもつながるでしょう。
失敗してもそれは失敗じゃなくて、動作確認です。
繰り返していくうちに、どんどん成功に近づいていくのですから、嫌いになりません。
失敗が好きになるかもしれないし、失敗しても工夫調整して立ち向かう自分を好きになるかもしれません。
自己肯定感が高まっているかもしれませんね。
楽しく繰り返していくうちに、キーボードの打ち方も上手になってきました。
成功の喜びを先生や友達、保護者の方と共有できるのもいいことですね。
時間があっという間にすぎていきます。残念ですが、いよいよ最終トライとなってしまいました。
最後はみんなで一斉に動かしましょう。
ヨーイドンでカムロボたちは一気に動き出しました。みんなここまで上手にできたね。すごい!ありがとう。
最後に記念撮影して、無事にロボット操縦体験会が完成しました。
参加してくれたみんなありがとう。キーボードが初めてだったり、プログラミングが初めてだったり、ちょっと不安だった子もいるでしょう。
でも最後にはみんな自信に溢れたいい顔になりましたね。
何事も挑戦です。1回でうまくいくことなんてなくて、成功するまで何度もやってみることが成功の秘訣でしょう。
経験を重ねればどんな困難にも立ち向かえる知識と技術も身につくことでしょう。失敗なんてへっちゃらです。
また教室にも体験しに来てくださいね。