今回の体験会に参加してくれた男の子の一人は、自宅にカムロボがあるそうです。お父さんといっしょに、苦労して組み立てたそうです。カムではなくプログラムで動くということに興味がある様子でした。もう一人の男の子は、普段はおもちゃを与えられていないそうで、ここぞとばかりに楽しんでいたようでした。
保護者からの目線では、カムロボは「おもちゃ」と「教材」のちょうど境界のような位置づけになるんだと思われます。目的もなしに、ただ楽しむ目的で子どもに与えれば、それは「おもちゃ」になり、何かをなす「例えばプログラムであったり、カムによる動作制御であったり」という目的がしっかりしていれば「教材」になります。
「よっぽど変なことをしない限り壊れないから、好きなようにプログラムを変更していいよ」というと、目をキラキラさせて「ここを変えていい?」「この数字も?」となります。家でも学校でもPCは高価なもので、何か変な操作をすると直ぐにフリーズをしたり、データが消えてしまったり、後から大人に怒られる事態が発生することが多くあります。でも、カムロボに搭載されているBASIC基板は、堅牢性も売りのひとつです。安心してプログラムをいじって、プログラムを好きになって、このタミヤロボットスクールから、未来のスティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ、ティム・クックなどと並び称される人物が誕生することがあったら最高ですね。