今年もやってきました!年に2回のビッグイベントの日です。
メカニックコースの栃木県の全教室、全クラスの生徒が一堂に集まってロボット大会を行います。
この大会の何が良いかと言いますと、栃木県のスクールでは現在11のクラスに分かれて授業を行っております。
普段各曜日に分かれているクラスでは毎回同じクラスの生徒さんとの触れ合い学び合いとなっています。それが、この県大会の日は、入った年度が違ったり、曜日が違ったり、鶴田とインターパークの場所が違う子が全員集まるので、普段あったこともないような子たち同士で切磋琢磨できるのです。
何回も出ている子は、いつの間にかみんな見たことある顔になって、あの子は強い!とか、この前負けたから今度は勝ちてぇ!みたいに、歴史が積み重なったりもします。
最大利点は、ロボットを共通項にした仲間、友達、ライバルになっていくんですね。
初めて参加する生徒さんは、未来の自分を見る機会になります。半年後、1年後は自分たちもあんな風にすごいマシンで戦っているんだ!と成長の姿をイメージできるのと、「あのマシンを作ってみたい!」や「ああすればいいんだ」などのヒントが山のように見つかるのもいいことですね。
朝の受け付けが終わると、クラスごとに色分けされた「はちまき」に今日の目標を書いてもらいます。
「勝つぞ!」「楽しむ」「1点取る」などそれぞれです。自分の目標なのでそれをクリアできるようにがんばってくださいね。
開会式です。
今回は、50人の参加で25チームでの戦いとなりました。保護者の方々の応援も入れると150人以上の方がご参加くださいました。ありがとうございます。
クラスごとに整列してルール説明等聞いてもらっています。ルールは授業中にすでに話しているので大丈夫ですが、保護者の方へのいつものお願いをさせていただきました。
それは、子どもたちの大会ですので、声がけは「ほめる・はげます」のみでお願いしますとのことです。「注意や指示」は決してしないでいただきたいとお話させていただいております。
子どもたちはここに来るまでにすでに作戦も考え、マシンも調整し、チームで戦うことへの調整済です。あとは、気持ちよく戦えるサポーターになっていただければ幸いです。
いつも口うるさく言って申し訳ございません。でも、保護者の方の温かいご協力のおかげもありまして、戦う生徒たちはみんな笑顔で真剣に前向きに取り組めています。この雰囲気はずっと守っていければと思っております。
ついに2023秋メカニックグランプリの開幕です。
まずは練習・調整タイムです。
和気あいあいとしつつも、しっかりと準備を進めています。この時間だけ先生のヘルプができるので、気になることはすぐに聞いてくれます。
兄弟の子もたくさん来てくれて、食い入るようにお兄ちゃんおねえちゃんのロボットを見ています。
普段見たことない友達の戦いぶりにみんな興味津々です。あっという間に会話が生まれ、笑顔になってほめたたえあうのもいい光景です。
会場の熱気もあがってきました!
子どもたちにたくさん試合をしてもらいたいとのスタッフ陣の想いから、まず予選リーグを行い、その後に闕所トーナメントを行います。
改造を行っているクラスの子36人18チームで3グループを作り、6チーム総当たりの3グループに分かれての予選リーグと、ノーマルマシンの子14人7チーム総当たりのリーグを作って、4コートに分かれての試合が始まります。
予選だけで全66試合、1チーム最低5試合戦うことができます。
各コート熱いまなざしでバトルが繰り広げられています。
こちらはノーマルマシンリーグの戦いです。練習段階から作戦と技術アップを目指し、最後まであきらめない心をもってがんばっています。
こちらは改造マシンの戦いです。コートを広く使い、チーム同士で声がけをしながらキャップを相手コートに入れていきます。
予選から強いチーム同士での戦いも見所です。練習のときからいかにこの本番で戦う準備ができているかが大きく左右しますね。作戦や試合中の会話も大切です。
マシンの形もそれぞれで、それを見るのもとても楽しいです。
キャップを大砲のように飛ばすもの、ダンプカーのようにためて落とすもの、プロベラでぶんぶん飛ばすものなどなど、勝つためにどうするか?よーく考えて作られています。
大会前日まで調整に調整を重ねた努力。
ひとつひとつ丁寧に進める姿。
保護者の方もあたたかく見守ってくれています。
ハチマキに書かれた目標達成に向けてチームで声がけをしていこうね。
同時に4コートで試合をするので、審判の先生たちも真剣そのものです。1点のミスで勝敗が変わってしまうので、気を使います。
審判しつつも、心の中では「がんばれー」「惜しい!」「いいぞいいぞ」など、気持ちも入ってしまいますね。
戦っている保護者の方は前に出て応援や撮影優先です。みんなで譲り合ってクリーンに進めさせていただくことができました。ありがとうございます。
予選が終わると、決勝トーナメントになります。
改造リーグ各上位3チームが進むT-1トーナメントと、惜しくも4位以下になってしまったチームとノーマルマシンの子が混同で進めるT-2トーナメントに分かれました。
ノーマルマシンの子にはぜひ改造マシンと戦ってほしいと思っています。授業時にはなかなかその機会がないので、この大会で改造マシンの強さを感じ取って次からの授業時にその経験を活かしていただけると嬉しいです。
なので、ごちゃまぜトーナメントにしています。改造が勝つと思いきや、ノーマルマシンが勝つことも結構あるんです。お互いに次への課題を見つけ「何で?」「どうして?」「次はこうしてみようかな?」という材料が見つかれば100点ですね。
今回、改造がはじめてのチームと、全国大会でも上位常連チームの戦いもあります。思ったより善戦できた、それだけで自信になることも多々あります。
試合中はチームメイト同士でおしゃべりをする感じで進めようねとは、いつも伝えています。操縦しながらお互いの意思を伝え合うのはなかなか難しいことですが、これができるとチームで戦う楽しみが倍増します。
保護者の方々は授業中はなかなか見学できないので、こういう機会に普段の取り組みの成果をご覧いただくことができます。
自分の子の活躍ははらはらもしますし、喜びもひとしおですし、うまくいかない時は悔しさや悲しさを子どもより感じてしまうのが親心ですね。
試合が始まってしまったらあとは本人たちだけです。この場で子どもたちが自信を持って日ごろの成果を出せるようにするのは普段の授業を見ているスタッフの役割でもあり、親御さんができるることはこの日に向けて応援と励ましをしていただき、子どものモチベーションとポテンシャルを引き上げていただくことと思っています。
大会の日に「うまくいったー」ということが一つでもあると、小さな成功体験として子どもたちの自信になってくれます。
失敗なんてヘッチャラだ―というのが教室のモットーでもあります。1試合負けたからと言っていつまでもひきづらない!負けて得ることの方が多いので、その経験をどう次に生かせるかに子どもたちの意識を持って行かせたいです。
そういう試合でしか経験できないことをたくさん味わってもらいたいから、試合数をできる限り増やしています。保護者の方にも長丁場お付き合いいただいております。
皆さんその趣旨をご理解ただけているようで、本当にありがとうございます。
試合中に笑顔もでてきました。
段々とロボットも大きくなります。大きいロボットを操る操縦技術も必要です。
そこは授業でたっぷり練習してきています。
リモコンの位置もついつい大きく動かしたくなりますね。めちゃめちゃかわいいと思ってみているスタッフ陣です。
この姿は今だけで、1年2年たつと、子どもはあっという間に大きくなってしまいますからね。
オレンジハチマキチームは土曜日の午後クラスの子たちです。みんな元気で仲良しです。
この場に立つと緊張するのですが、緊張以上に戦うことの楽しさや面白みを覚えてしまったようです。
上級生になると、戦い方、マシンの扱い方もだいぶ慣れてきます。
場数を踏んで肝が据わるというか、落ち着きも出てきて、トラブルへの対応もあせらず出来るようになりますね。
この紫の子は、以前の全国大会選抜メンバーに選ばれたことがあり、全国大会の当日にマシントラブルで絶体絶命のピンチだったこともありましたが、何とかその場を乗り切り見事上位入賞まで進んだことがあります。
その時は焦ったり悔んだりするトラブルも、長い目で見るとあの時の経験が活きた!なんていい方に昇華することが多いので、その都度「トラブったー、あはは^^」ぐらいでいいのかも知れません。
練習の時より、本番の方が上手く行くこともあります。それは何でなのか?解明できておりませんが、そういうこともあるからあきらめずに最後まで真剣にやることが必要なんでしょうね。
コードが邪魔になる時が多いので、こうやってロボットにコードが絡まないようにしています。お見事!
動きがシンクロしてますね。
こちらも同じような動きです。
T-2トーナメント決勝の戦いが終わり、キャップの集計をしている場面です。僅差の戦いだったので、果たしてどちらに軍配が上がるのか神のみぞ知る場面です。
そして、決勝戦を勝ったときの喜びの姿でしょう!本気で喜び合えるチームメイトがいるって羨ましいですね。同じように、本気で悔しがれるチームメイトも同じように素敵な仲間です。
おめでとう!T-2トーナメント優勝ですね。そして、土曜日午後クラスのノーマルマシンペア(入会半年目)が見事3位に入りました。次からの改造ロボットの部での活躍も期待できます。
T-1トーナメントの部でも、みごと3位に入賞です。同じクラスの子が急遽お休みになってしまったところをクラスのみんなが助け合ってGETしたメダルですね。このあとこのメダルをお休みしてしまった子へ届けたという素敵なお話もありました。
閉会式では、参加者全員に参加賞状が手渡されました。みんなすごかったです。約束通り、最後まであきらめない心でやり切りましたね。
みていてかっこよかった!さすが栃木県、さすがインターパーク!
次は2024.03月です。どんな成長が見られるか、ワクワクしています。
最後全員で記念撮影!このイキイキした感じでこの大会がどんな雰囲気でできたかご想像いただけると思います。
最後に、ご協力いただきました保護者の皆さまありがとうございました。お子さんの頑張りはいかがでしたでしょうか?よかったなーっていう方もいれば、いまいちだったなーと思われる方もいらっしゃると思います。
つねにお子さんの味方になっていただき、あたたかいお言葉をかけていただければ幸いです。
もしご希望があれば、保護者大会や親子ペア大会も面白いかもですね。
また来春どうぞよろしくお願いいたします。