Ichigojam ver1.4がリリースされました。
色々改善されたらしいですが、自分の中で、一番気になったのは「全体の処理が高速化」された模様です。
<https://ichigojam.net/download.html>
今年の夏休みの電子工作用に新ネタを考えているんですが、それの関係で高速化に興味が出てきました。
そこでIchigojamを【1.2.3 → 1.4.1】へアップデートを試してみようと思います。他のサイトでも記載がありますが、自分用の備忘録も兼ねて、詳しく書いておきます。
■Ichigojamアップデート方法
(1)IchigojamとPCを接続します。
今回は、以下のUSBシリアルモジュールを使いました。
<https://shopfusen.jimdofree.com/ichigojam/>
接続方法は以下のとおり。
USB-Ichigojam
|GNDーGND|
|TXDーRXD|
|RXDーTXD|
※TXDとRXDをクロスさせます。
(2)Ichigojamの「ISP」と「GND」をジャンパワイヤ(オスーオス)で結線し、Ichigojamを電源ON(ISPモードで起動)
(3)次にijutilitiesを起動します。
<http://ijutilities.micutil.com/>
「オプション」→「Firm書換え(Ichigojam、PanCake…)」を選択します。
Port:USBシリアルモジュールのポートを指定(私のPCではCOM3)
Firm:ichigojam-ntsc-uskbd.hex(タミヤロボットスクールは英語キーボード版なので左のファイルを指定)
上記の設定が終わったら「Start」ボタンを押下
10秒くらいで終了です。
起動画面です。バージョンが1.4.1に変わりました。どれくらい早くなったか試験です。
■超音波距離センサーを使った動作テスト
福野さんも試している超音波距離センサーを使った、プログラムです。
結果の変化が、分かり易いようにここではWAIT 60にしています。
以前のバージョンでは、超音波距離センサーからの取得値に対してIchigojam側の処理が追い付かず、近いと「1または0」、遠いと「8」位のおおざっぱな表示しかできませんでした。
以下がver1.4.1での実行結果です。
近距離だと1で、徐々に離れていき約1mの距離まで離しました。離れるにつれて、数字も徐々に大きくなっていきました。上記画面では表示されていませんが、MAX11?位までは数字が表示できました。
ちなみに、ここでは記載しませんが、マシン語を使った結果も改善しており、かなりスピードアップしていることを実感できました。
こんな感じで、非常に簡単かつ気軽にアップデート・ダウングレード出来ます。加えて、センサー類を接続して、直ぐ使えるIchigojamって何気に素晴らしいですね。
あともう1点。プログラムの保存領域(LOAD 0~3)は、OS部分と別に確保してあるらしく、アップデート後も保存していたプログラムは、保存されたままでした。想定外でしたが、良かった点でもあります。